メンテナンス | 千葉市 蘇我駅 着物のことなら「きもの和裳家丸山」

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日常のメンテナンス

着る前に
お召しになる1日前には箪笥から出しておき、日の当たらない部屋で衣紋掛や衣桁に着物・帯などを掛け、畳み皺や防虫剤のにおいをとるとともに、汚れや綻び、虫食いなどがないか確認しておきましょう。
畳み皺が強い場合には、白い当て布を霧吹きなどで湿らせてアイロンを掛けると皺がとれやすくなります。
着た後に
着用後のきものは、体温や湿気を孕んでおり、そのまましまってしまうと非常に傷みが早くなります。脱いだ後は衣紋掛や衣桁に掛けて、直射日光が当たらない、風通しの良いところに吊るしてビロードの布やブラシなどでほこりをとり、半日以上は干しておきましょう。但し、干しすぎるときものの表地と裏地の兼ね合いが悪くなるので、長くても三日以内に畳んでしまいましょう。
また、シミや皺を確認しておき、対処できるものは早めに対処しておくのが大切です。当面着用の予定がない場合は呉服専門店に相談されることをお勧め致します。
虫干し
風を通してあげることで湿気や害虫をとると共に、傷んでいないかを確認します。下記の3つの時期を中心に、晴天が続いた午前10時~午後3時頃に、直射日光の当たらない風通しの良いところで、一枚ずつ衣紋掛や衣桁に半日程度吊るして干しておきましょう。

土用干し:梅雨あけ後(7月下旬~8月下旬)
虫干し:9月頃に生まれる虫の卵をとりのぞく時期(10月下旬~11月上旬)
寒干し:1年で最も湿度の低い時期(1月下旬~2月上旬)

※どうしてもまめに虫干し出来ない場合は、着てあげたり、せめて晴天が続いた日に箪笥を開けて風を通してあげるだけでもしておくと良いと思われます。

オススメは4月11月の晴れた日

保管方法

保管方法
きものの主だった素材である絹は、非常にデリケートな素材です。
そのため、保管には十分に注意を払う必要があります。注意すべき要素としては「虫」「湿度」「通気」などが挙げられますが、それらからきものを守る最適な方法として昔から知られているのが桐です。桐材は材質の変形、変質がきわめて少なく、また防虫、防湿、適度な通気性、難燃性など、非常に高い性能を誇ります。ただし、桐自体も非常に高価であり、総桐の箪笥は数十万を下りません。かといって安物の桐箪笥では作り付けが悪い為に隙間が多く、防虫効果があまり期待できません。
また防虫剤も、ものによっては、きものを変質、変色させる恐れがあります。特に樟脳やナフタリンなどは控えたいところです。また、防虫に効果があるウコン染めの風呂敷に包んだりするのも一つの方法です。畳紙に包むのも良いですが、畳紙は湿気を呼ぶため、まめに取り替える必要があります。
金箔や螺鈿などが使われていなければ、除湿剤、乾燥剤、防虫剤を使用するのも方法の一つです。但し、使用する際は1種類にとどめ、きものや帯に直接触れないように置きます。また、樟脳やナフタリンの防虫剤は避けるのがよいでしょう。
当店取り扱いの調湿・防臭・防カビ・防変色の高機能シートを使うことで保存の手間を省くことが出来ます。
注意点のまとめ
・ブラシなどでほこりをとって干してからしまう
・吊るしておかず、晴れた日に正しく畳んで保管する
・年に1〜3回は虫干し、もしくは着用をする
・ビニール、プラスチックなどの風を通さない容器には保管しない
・畳紙は2〜3年程度で取り替える
・箪笥や衣装箱を湿気の多い場所に置かない
・2種類以上の防虫剤を併用しない。また、防虫剤は衣服に直接触れさせない
・絹以外の素材のもの(ウールの羽織やゴムの帯)と同じ場所に保管しない
・箪笥などもたまには風を通す

悉皆

悉皆について
現在では、丸洗いやしみ抜きや古い着物の更生など、クリーニングに近いイメージで使われておりますが、元来は、ことごとく、みな、と書くように着物のことは、すべて何でも、と言う意味で、昔から「しっかい」「やっかい」と言う言葉が有るくらいに面倒な仕事なのです。
クリーニングは、汚れを落とすことに主眼を置いたものですが、悉皆は本来が、各工程で分業となっているきものづくりの全工程をプロデュースすることであるため、悉皆では、きものの状態やお客様の要望に合わせ、洗いや染み抜きだけでなく、その後の染色補正、加工なども含めて一つの作品として仕上げ直すということに主眼が置かれます。

例えば、クリーニング店にシミ抜きを依頼されて、シミは落ちたが色も抜けてしまったなど、というトラブルも、こういった役割の違いから起こりうるものだと言えます。
悉皆でも必要に応じてシミ抜きの作業を行うこともありますが、色落ちが懸念される場合、状況に応じた代替案などを相談させて頂きます。
当店におきましても、きものの状態やお客様のご要望に合わせ、シミ抜きから丸洗い、仕立て直し、そして加工まで、職人と相談した上で最適な方法をご提案させて頂いております。

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